諫早「iisa」供用開始 150メートルの複合施設 東地区再開発ビル 新しいまちづくりの拠点

新しい拠点の門出を祝う宮本市長(左)ら出席者=諫早駅東地区再開発ビル1棟

 2022年秋の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を前に、諫早市が整備してきた諫早駅東地区再開発ビル1棟(iisa=イーサ)の落成式が25日、永昌東町の現地であった。JR線路に沿って南北150メートルに延びる細長い建物が特徴。3階まで吹き抜けの交流広場は同日、供用開始された。
 落成式は新型コロナウイルス感染の影響で、規模を縮小して実施。平田研副知事や島原半島の自治体関係者ら約40人が出席し、駅を中心とした新しい交流拠点の門出を祝った。宮本明雄市長は「交通結節機能が強化され、駅利用者の利便性が良くなる。交流広場を中心に情報発信などに活用してほしい」と述べた。
 ビルはJR、島原鉄道の各駅に接続し、交流広場を備えた3階建て部分と、バス待合所や店舗、ホテルの7階建て部分の複合施設。ホテルは3月に開業、店舗は順次、営業開始する。バスやタクシーが乗り入れる公共交通広場が22年春に完成後、バス待合所に県営バスターミナルの機能が移転する。

 

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