【スピードスケート】平昌2冠の高木菜那 さらなる高みへ「何かつかめていけたら」

女子1000メートルで3位に終わった高木菜那(代表撮影)

平昌五輪で2冠を達成したスピードスケート女子の高木菜那(28=日本電産サンキョー)が自らの足で道を切り開いている。

全日本選手権(29日、北海道・明治北海道十勝オーバル)の女子1000メートルでは「最初の200メートルは良かった」と上々の滑り出しを見せたが、後半に失速。1分16秒26で3位に終わった。

レース後には「トップスピードに乗ってからの維持の仕方とかがまだうまくいっていないので、ラスト1周で足に(疲れが)きてしまう滑りになってしまっている。そういうところができてくると、3000メートルや1500メートルにも生きてくるのかなと思う」と振り返った上で「まだまだスケーティングもしっくりきてはいない。でも一つひとつのレースで何かつかめていけたらいいなと思っているので、明日(30日)もそういった気持ちでいきたい」と前を向いた。

最終日(30日)は、1500メートルと5000メートルに出場予定。「今できる最高の滑りをしながら、今自分が目標としている滑りを少しでも表現できるようなレースにしたいし、できなくてもトライすることに意味があると思うので、そういうことをちゃんとできるレースにしていきたい」と闘志を燃やす。

来季はいよいよ北京五輪。勝負のシーズンを前に、もう一皮むけることはできるか。

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