【箱根駅伝】青学大が王者の意地 来季は総合Vだ 原監督「進化させていきたい」

青学大・原晋監督

これが緑のプライドだ。第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、往路で12位に沈んだ青山学院大が総合4位でフィニッシュ。さらに、2年ぶりの復路優勝を果たし、来季への足掛かりをつくった。

総合優勝の準備は整っていたはずだった。しかし、昨年末に3区で起用する予定だった主将の神林勇太主将(4年)が負傷。「今季は神林がチームの中心として頑張ってくれた。神林抜きで立て直す力がなかった」と原晋監督(53)が振り返るように、大黒柱を欠いた中で挑んだ往路はまさかの結果に終わった。

それでも、指揮官は復路のメンバーに「復路優勝するぞ」とエールを送ると、選手たちも期待通りの活躍ぶりを披露。「総合優勝できなかったが、復路優勝できた。チーム青山の絆大作戦は、200%成功させたかったが、150%成功したと思う」と満面の笑みを浮かべた。

来季は駒沢大を追う立場になる。王座奪還へ向けて「来季も人材、タレントは豊富なので、進化させていきたいと思う」とニヤリ。箱根の借りは箱根で返すつもりだ。

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