FC東京が11大会ぶりルヴァンカップ奪取! 3年越し〝健太イズム〟が浸透

優勝カップを手に喜ぶ東慶悟(左)と長谷川健太監督

ついにタイトル奪取だ。サッカーのルヴァンカップ決勝が4日(国立)で行われ、FC東京が柏を2―1で下し、11大会ぶり3度目の優勝を果たした。

FC東京は、前半16分にFWレアンドロ(27)のゴールで先制。同45分に柏のMF瀬川祐輔(26)に同点弾を許すも、後半29分に途中出場のFWアダイウトン(30)が値千金の勝ち越し点を決めた。

意識改革が実を結んだ。G大阪でJリーグの日本人監督として初の国内3冠を達成した長谷川健太監督(55)が2018年に就任。元日本代表MF森重真人(33)が「サッカーをやるために必要な本質的な部分がFC東京に足りなかった。そういうところを口酸っぱく毎日のように健太さんは口にしていた」と振り返るように、勝つために必須となる術をゼロから学んだ。昨季のJ1では2位に終わったものの、着実にチーム力は増していた。

今シーズンの試合は最高の形で幕を閉じたが、2月下旬からは早くも来シーズンの戦いが始まる。主将のMF東慶悟(30)は「今日は本当にみんなのおかげで(タイトルを)獲ることができて良かった」と笑みを浮かべた一方で「FC東京をもっともっと強くするために、頑張っていきたい」とすぐに気持ちを切り替えた。

さらなる高みを目指して。FC東京イレブンの挑戦はまだまだ続く。

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