ドイツ1部Eフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(36)に再契約の可能性が浮上した。
6月末に契約が満了することから、アドルフ・ヒュッター監督(50)が昨年12月、「(2021年1月で)37歳になる長谷部は、21年の夏に、ほぼ確実に現役生活を終えることになるだろう。私たちは彼がいなくても戦っていけるようにしなければならない」とコメント。まさかの発言に、一時は長谷部の引退説が飛び出していた。
しかし、直近3試合はいずれも先発出場。2日のレバークーゼン戦では、ボランチとして攻守で高いパフォーマンスを披露し、チームの勝利に貢献した。間もなく37歳を迎えるベテランとは思えない働きぶりに、チーム内の評価も上昇中だ。
ドイツ紙「ビルト」は、ヒュッター監督が「信頼度は非常に高い。形が正しいことはわかっている」と絶賛した上で、再契約を前向きに検討していると報道した。同じくサッカー専門紙「キッカー」も「今季が彼のフランクフルトでの最後のシーズンになることが予想されていたが、契約の延長が再び話題となっており、ヒュッター監督はベテランを高く評価している」と伝えている。
長谷部は以前、ドイツメディア「フットボールトランスファーズドットコム」に「日本のいくつかのクラブからオファーがあった。サッカーの世界は何が起きるか分からないから、契約を延長するかもしれないし、しないかもしれない」と語っており、来季はどのチームでプレーするのか注目される。