長崎県で積雪 交通機関は大きく乱れ、中学入試延期に 長崎市13センチ、五島・三井楽17センチ

「頑張って作ったよ!」かまくらの中で笑顔を見せる子どもたち=9日午後0時33分、長崎市松山町、市営陸上競技場

 この冬一番の強い寒気の影響で、県内は9日、長崎市などで大雪となった。同市では13センチの積雪を記録。市内の路線バスが終日運休するなど、交通機関は大きく乱れた。10日明け方にかけ、再び大雪となる可能性があり、長崎地方気象台が注意を呼び掛けている。
 気象台によると、午後3時現在、いずれも速報値で、五島市三井楽17センチ、佐世保5センチ、雲仙岳2センチの積雪を観測。冷え込みも厳しく、最低気温は午後4時現在、島原(マイナス5.2度)、口之津(マイナス2.8度)、長崎(マイナス2.1度)、大村(マイナス2.0度)の4地点で今季最低を記録した。
 気象台によると、10日午後6時までの24時間の降雪量は、南部と北部は山地で20センチ、平地で10センチ、五島で10センチと予想。県教委は、10日に予定していた県立中学3校の入試について、積雪が予想されるため、16日に延期することを決めた。


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