平本蓮がアメリカ行きを決断した理由 長期滞在も覚悟「2021年は努力の年」

平本蓮(左)が重大決心した

大みそかの「RIZIN.26」でMMA(総合格闘技)デビューした平本蓮(22)が14日、試合後初めて自身のユーチューブチャンネルを更新し、米国行きを決断した。

元K―1戦士の平本はMMA初挑戦となった大みそかの試合で、萩原京平(25)になす術なく2ラウンドTKOで完敗。これに平本は「負けたって感じがしないっす。UFCチャンピオンになるために成長したのと同じ。失敗とか負けとか俺の人生にない」と述べ、自身の気持ちは折れていないことを強調した。

時にビッグマウスで物議を醸す男だが、格闘技と向き合う姿はいたって真面目。今後について聞かれると「アメリカ行こうかなと思って。少し行くとかじゃなくて、向こうで住みながら必死に修行してくんのアリかなって。試合終わって決意した。だから…アメリカ行きます」と力を込めた。

米国を選んだ理由については「日本の練習環境は完璧。グラップリングにしてもレスリングにしても、いろいろな人が自分のために付き合ってくれて。でも、自分の武器というか、打撃を『もっとこうできたら』というのは試合の時に感じた。そうしたものを全部まとめて相対的に見てくれる人が欲しいなって。総合力というか、トータルのコーチがいてくれた方がいい。それに気付かされた」と語った。

その上で「練習するだけ。2021年は努力の年にする」と宣言。

SNS上で散々やり合った朝倉未来に対しては「あいつはマジでぶっ殺します、マジで本当に」と中指を突き立てたが、前回の試合で対戦した萩原をディスることはなかった。

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