【新日本】オーカーンが2021年初エリミネーターさく裂で歴史的大勝! 帝国再建に疑いの余地なし

辻を蹴り倒したオーカーン

17日の新日本プロレス後楽園ホール大会で、「ユナイテッド・エンパイア」のグレート―O―カーンが2021年最初のエリミネーター(変型アイアンクロースラム)で歴史的勝利を収めた。

オーカーンはこの日、ウィル・オスプレイ(27)との最強コンビで小島聡(50)、辻陽太(27)組と対戦した。ヤングライオンの辻を何度もマットに叩きつけて高すぎる壁として立ちはだかったかと思えば、小島には雄々しき咆哮とともにモンゴリアンチョップを連発。その威力は欠場中の抗争相手・天山広吉(49)の同技をはるかに凌駕しているようにしか見えない。

さらにオスプレイがトラースキックで小島を排除すると、辻と一騎打ち状態となったオーカーンは格の差を見せつける。モンゴリアンチョップをかわされて丸め込まれたが是非もなし。真の支配者にそんな卑劣戦法が通用するわけがない。問答無用の王統流二段蹴りから一撃必殺のエリミネーターで辻を粉砕。暗い話題が続く日本列島を明るく照らすかのような祝砲により、我々愚民は真の2021年の年明けを迎えたと言っても過言ではないような気がする。

東京ドーム2連戦こそ3人が全敗を喫したものの、オーカーンが帝国再建を成し遂げる疑う余地もない。「ユナイテッド・エンパイアが新日本を支配し、余が君臨して、スラムの肥溜めみたいな、クソみてえなところから、余が導いてやる。税金はたっぷり取ってやるから、楽しみにしておけ、愚民ども」。類いまれなるリーダーシップを誇る支配者への納税を拒む民など皆無に決まっている。

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