ABC新春社長会見 上沼らの〝M―1審査員引退〟発言に「これほど審査員がプレッシャーを受けて審査する大会はない」

上沼恵美子

ABCテレビの山本晋也社長(64)が19日、オンラインで新春社長会見を行った。

山本社長は昨年末に行われた「M―1グランプリ2020」について「新型コロナウイルスの感染拡大により、無観客で1回戦がスタートするという異例の事態での幕開けとなったが、感染予防に細心の注意を払って決勝を開催できた。2015年のM―1復活以来、ベストの視聴率を記録した」と振り返った。

優勝したお笑いコンビ「マヂカルラブリー」のネタは「あれは漫才なのか」と論争になったが、「漫才の範疇に入るのかという議論があったのは認識している。M―1が国民的行事になって、視聴者を巻き込んで議論が展開されているんだと改めて思った。笑いというのは人それぞれで感じ方も違うし、いろんな意見があっていいと思う。そういう意味ではM―1は今一番面白いものを決めるという大会であったらいい」と述べた。

今大会では、審査員のオール巨人(69)、上沼恵美子(65)から〝審査員引退〟発言も飛び出した。

山本社長は「これほど審査員がプレッシャーを受けて審査する大会はないと思う。それだけ、芸人さんも真剣だし、審査員も真剣に審査している。見てる側にも伝わるので、いろんな意見が終わってから出るのだろう」と審査員の大変さに理解を示した上で、「年齢とかは関係なく、いつも言いますように、その時一番いい審査員の方を現場が選んで、評価していただく大会であればいい」と語った。

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