24日(日本時間25日)の米プロバスケットNBAで、トロント・ラプターズはインディアナ・ペイサーズに107―102で勝利。渡辺雄太(26)はNBA3年目で自身最長となる21分2秒の出場で、3得点、6リバウンドと2アシストを記録した。
東地区3位のペイサーズ相手に、ラプターズはカイル・ローリー(34)とパスカル・シアカム(26)の両エースが欠場するという厳しい状況。
その試合で渡辺は22―22の同点だった第1クオーター(Q)の残り2分46秒からコートに立ち、早速持ち前の激しいディフェンスから相手のターンオーバーを誘う。
第2Qは好プレーを連発する。まずは開始20秒、リバウンドを取るとそのままドリブルでコートを縦断し、味方にアシスト。現地の実況も「パーフェクトプレー」と伝える速攻の次の守備では、左のコーナーでアーロン・ホリデー(24)にピタリと付き、ドライブを防ぐ。
それでもホリデーは強引に中に入ってシュートを試みるものの、渡辺の長いリーチに阻まれてボールはリングに届かない。
完全に抑えられた悔しさか、ホリデーは審判にクレームをつけてテクニカル・ファウル。渡辺の好守備が呼んだプレーだった。
さらに2分には自らスリーポイントシュートも決め、クオーター終盤には素晴らしいプレーを連発する。
ローポストでペイサーズのエースセンター、マイルス・デービス(24)をマークしたシーンでは執拗なディフェンスでオフェンスファウルを誘って「グレート・ジョブ」と実況された。
さらにドライブしてきたマルコム・ブログドン(28)のシュートを鮮やかにブロック。このプレーはラプターズの公式ツイッターでも動画で紹介された。
両エースを欠いた試合で勝利したラプターズは、25日(日本時間26日)もペイサーズとの連戦となる。