楽天復帰の田中将大 心残りはワールドシリーズか

楽天復帰が決まった田中

北米プロスポーツの歴史や現在のデータや統計に関する情報を提供しているエライアス・スポーツ・ビューロー社は28日、公式ツイッターで「マサヒロ・タナカはMLBのキャリアにおいて、少なくともポストシーズンで10試合に先発登板した77人のうちの一人である。だが、彼はその中でワールドシリーズで投げていない唯一(の投手)だ」と伝えた。だが、この情報は正しくなかった。

ドジャース、ヤンキースで活躍した黒田博樹氏はポストシーズンで10試合に先発(5勝4敗、防御率3.33)したが、ワールドシリーズ出場を果たせぬまま日本に帰国している。

それでも、ポストシーズンでの先発10試合は、歴代の日本人投手で黒田、田中が最多タイとなる。次に多いのは、レッドソックス移籍1年目の07年に世界一に輝いた松坂大輔投手の7試合(3勝1敗、防御率4.79)、そしてパドレスへ移籍したダルビッシュ有投手(34)も7試合(2勝5敗、防御率5.18)と続く。

リリーフ登板も合わせると、ツインズの前田健太投手が、先発4試合を含む計25試合の登板(2勝1敗、防御率2.87)で日本人最多。そして上原浩治氏の19試合、7セーブ、防御率3.00(うちワールドシリーズは5試合で防御率0.00)、岡島秀樹氏の17試合、防御率2.11、田沢純一投手の13試合、防御率1.23(ワールドシリーズは5試合で防御率0.00)、斎藤隆氏の10試合、防御率1.69と続く。

先駆者の野茂英雄氏は95年、96年の地区シリーズで計2試合に先発したが、いずれも5失点と奮わず、0勝2敗、防御率10.38という成績に終わっている。

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