南武線・大師線の立体交差事業、2020年度の工事は見送り 川崎市、財政負担で困難に

JR武蔵小杉駅=2019年

 川崎市は29日、2020年度中に予定されていたJR南武線連続立体交差事業の都市計画決定と京急大師線の工事着手について、それぞれ見送ると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による社会経済情勢などを踏まえ、財政的、人的負担が大きい大規模事業の計画通りの実施は困難と判断した。

 今後は事業費縮減や工期短縮などを検討し、21年度策定の市総合計画第3期実施計画の素案に盛り込む。

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