海老名市、プレミアム率100%の商品券発行へ コロナ禍の地域経済底上げ

海老名市役所

 神奈川県海老名市はコロナ禍での地域経済底上げのため、プレミアム率最大100%の商品券を発行する方針を固めた。関連事業費約22億1500万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を3日開会の市議会臨時会に提出する。

 11月の市制施行50周年を記念し「元気いっぱい えび~にゃ商品券」と命名。市内の登録店で利用できるようにする。

 商品券は共通券(30万冊発行)と個店限定券(20万冊発行)の2種類。床面積500平方メートル未満の個店のみで使える限定券は、額面3千円を1500円で販売する。購入額の2倍の買い物が可能で、市発行の商品券では初のプレミアム率100%となる。共通券は額面5千円を4千円で販売する。

 市によると、補正予算案が可決されれば、速やかに使用できる店舗を決め、4月下旬ごろから利用できるようにする。市は昨年8月にもプレミアム率43%の商品券を発行。計35万冊を発行し、完売した。

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