楽天・田中将大がキャンプ3度目のブルペン入りで〝実戦モード〟 他球団007「手ごわい」

5年目捕手・石原にアドバイスを送る田中将

実戦モードに近づきつつあるようだ。楽天・田中将大投手(32)が12日、沖縄・金武町で行われているキャンプで3度目のブルペン入り。3日ぶりの投球練習で最多となる73球を投じた。

この日は21歳の5年目捕手・石原の構えるミットを目がけ、力の入った直球とスプリットを中心に組み立てながら入念に投げ込んだ。さらに投球練習中にはクイックモーションや二塁走者に目を配る動きも繰り返し、今月中に予定されている実戦登板に向けて〝ギア〟をさらに上げた。

6日のチーム合流から徐々に調整の段階を進めているレジェンド右腕に他球団も目を光らせている。視察に訪れたオリックスの三輪スコアラーは「ケチのつけようがない」と口にし「7年も経つのに配球が変わらないのはすごい。手ごわいです」とも続けた。田中将が2013年に24勝を挙げ、チームを日本一に導いた当時に楽天でバッテリーコーチを務めていたこともあり、その卓越した威圧感と能力に〝敵〟としてあらためて脱帽していた。

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