【カーリング】3度目の正直へ 北海道銀行が決勝進出 司令塔・吉村紗也香「しっかり集中したい」

決勝に駒を進めた北海道銀行・吉村紗也香(©JCA IDE)

カーリングの日本選手権6日目(13日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、女子の準決勝が行われ、北海道銀行が中部電力を8―2で下して決勝進出。14日に連覇を狙うロコ・ソラーレ(LS)と対戦することが決まった。

スキップの吉村紗也香(29)が「最後まで自分たちの形を崩さずにいけたのがよかった」と振り返ったように、第1エンド(E)でいきなり3点を奪取するなど、序盤から試合を優位進めた。第2Eに中部電力に1点を返されたが、第4E、第5Eは連続スチールで1点ずつ獲得。6―1で前半を折り返すと、後半も着実に得点を重ねて、勝利を決定づけた。

この日2試合目となった一戦。負ければ終わりの戦いだったが「一人ひとりのパフォーマンスもすごい1試合ごとに上がっている。自分たちもしっかり自信持ってプレーできているし、コミュニケーションもしっかりとれてきている」と納得の表情を浮かべた。

LSとは今大会3度目の激突。過去2戦はいずれも敗れているだけに「明日は1E目から後半Eまでしっかり集中したい」と気合十分。北京五輪に出場するためには優勝するしかない北海道銀行。難敵相手に意地を見せることはできるか。

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