橋下徹氏が五輪組織委を〝糾弾〟「森さんを放置していた理事会が後任を選べるのか」

橋下徹氏

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が15日、フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ズーム そこまで言うか!」に出演。女性蔑視発言で辞任した東京五輪・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長(83)の後任問題に言及した。

「世間は会長に(求める人物像について)スポーツマンで、多様性があり改革の旗手で、若くて、そんな人いるんですか、この世の中に」とあきれたように話した。

さらにオリンピック組織委員会の理事会についても「森さんも川淵さんも理事会の存在なんてまったく気にしてないわけ。理事会のメンバーから変えないと。そもそも森さんを放置していた理事会がちゃんとした候補者を選べるなんて、ちゃんちゃらおかしい。理事を変えようと思ったら評議委員会をもう1回開かないといけない。そんなことやってたら3月のオリンピックの判断が終わってますよ。オリンピックをやる目的なら川淵(三郎)さんに裏方でやってもらう。象徴性は小池(百合子東京都知事)さんがやる。それをやらないと乗り切れないと思う」とオリンピック開催自体の危機を訴えた。

森会長の後任として調整が進んでいた川淵氏は12日に、「辞退させていただくと」宣言している。

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