あなたは気づける? ”理想の家”に潜む違和感 不気味な不動産屋が奇妙に案内 「ビバリウム」内見シーン

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ジェシー・アイゼンバーグ主演の不条理スリラー映画「ビバリウム」から、トム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)が、不気味な不動産屋マーティン(ジョナサン・アリス)に案内され、家を内見する本編映像が公開された。

不敵な笑みを浮かべる不動産屋マーティンが案内するのは「9番の家」。外観も内観もミントグリーン調で統一された家を「本物の理想の家です」と説明するマーティン。だがジェマは、暖炉の上に飾られている“9番の家”を描いた絵画が気になる。キッチンでシャンパンとイチゴを差し出すが断られたマーティンは、過剰に残念そうな表情を浮かべる。さらに2階の子供部屋を案内した2人にマーティンが「お子様は?」と問い、ジェマが「まだいません」と答える。するとマーティンが、ジェマの言葉をそっくりにマネをしてみせる。トムとジェマは困惑して、顔を見合わせるのだった。

「ビバリウム」は、不動産屋に紹介された住宅地から出られなくなった、マイホームを夢見る若いカップルの姿を描いた不条理スリラー。「ソーシャル・ネットワーク」などのジェシー・アイゼンバーグと「グリーンルーム」などのイモージェン・プーツが、住宅地から出られなくなり、謎の少年を育てることになるカップルを演じている。プーツは、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞する評価を受けている。

ビバリウム
2021年3月12日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国公開
配給:パルコ
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

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