楽天が沖縄・金武キャンプを打ち上げ 石井監督は開幕投手明言せず

手締めを行う石井一久監督、田中将大、早川隆久(左から、手前は茂木栄五郎)

楽天は22日、沖縄・金武で行っていたキャンプを打ち上げた。

午後2時22分、茂木主将が「1年間、勝つという強い気持ちを持って戦いましょう。いい準備をして開幕を迎えられるように。そして最高の形で終われるように戦っていきましょう」と挨拶し一本締めで22日間に渡ったキャンプが終了した。

石井一久監督(47)は「天気も良くて雨の日はいいリカバリーもできたので、すごくいいキャンプができたと思う。(田中が入団し注目度が上がったことで)選手も見られることでパフォーマンスが向上することがあるので、その意味ではすごくいい機会だったなと思う」とキャンプを総括。キャンプ中のMVPには辰巳を挙げ「しっかり練習に取り組んでしっかり結果も出て明るい感じでやっているんで、このままシーズンに突入してほしい」と期待を込めた。

田中が加わったことで注目される開幕投手については「できれば沖縄にいる間ということで考えていますけど、各先発が1回はしっかり(実戦で)投げてからだと思う」と明言はしなかった。

パ・リーグ各球団が警戒を強める開幕ローテーションについては「皆さんが書いているように田中、ワク(涌井)、岸、ノリ(則本)にプラス早川。その辺が順調に調整をしてくれたので残り1枠を誰かがつかんでくれたらと思う」と見る角度によっては余裕のコメント。ケガなく順調に行ってさえくれれば豊富な2ケタ勝利経験のある右の4本柱に期待のルーキー左腕を加えた最強の5枚ローテーションでストップ・ザ・ホークスの最右翼に浮上できるだけの戦力が整いつつある。

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