【Jリーグ】浦和サポの〝規律違反〟連発でチームにけん責と罰金300万円の処分

浦和を退団した柏木陽介

度重なる〝規律違反〟を犯した浦和サポーターの行為が、ついに罰金にまで及んだ。Jリーグは22日、新型コロナウイルスガイドライン違反のサポーターに適切な措置を講じられなかった浦和にけん責と罰金300万円の処分を科した。

今回の処分の対象となったのは、昨年10月31日に昭和電工ドーム大分で行われた大分戦。クラブ公式ホームページによると、以下の行為があったという。

(1)試合開始直前の14時ごろから終了する16時ごろまで、全席指定席であったが、40人程度がスタジアム上段席に移動し、立ち見で応援した。(2)同じく14時ごろから16時ごろまで、声を出したり、指笛を鳴らしたりした。(3)14時ごろ、サポーターの1人がフェンスに上った。(4)14時ごろサポーターの一人がスタジアムの中からフェンスの外に向かってペットボトルのようなものを投げた。

直接の処分対象となったのは1試合だが、浦和サポーターは、ホームの埼スタでもブーイングなどを発するなどコロナガイドライン違反が目立つ。これらの行為も含めてJリーグも罰金処分に踏み込んだ可能性もある。

処分を受けて浦和は立花洋一社長の役員報酬10%を3か月自主返納するなどの内部処分を発表。当該サポーターには、再度注意喚起を図るとともに今後は違反者に対し、厳しい対応を講じていくとした。

選手ではMF柏木陽介(33)が度重なる規律違反を犯して移籍先決定後の退団となったばかり。コロナガイドラインに限らず、かねて一部サポーターの行為は問題視されていたが、開幕直前に再びクローズアップされてしまった〝ルール違反体質〟だが、こちらのチーム強化に勝るとも劣らないスピードで改善しなければならない。

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