スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が、保有元の同国1部レアル・マドリード復帰を果たす上で避けて通れない「EU圏外枠争い」だが、新たなライバルまで参入しそうな雲行きだ。
スペインメディア「デフェンサセントラル」は、Rマドリードが、20日のセルタ戦で決勝点をアシストした韓国代表MF李康仁(19=バレンシア)に注目していると報じた。2022年夏までバレンシアとの契約を残す李もクラブが求める契約延長に乗り気ではなく、ビッグクラブ移籍を望んでいるという。
現状ではFWらビニシウス(20)らスペイン国籍を持たないブラジル勢といった3つの同枠を争うライバルがひしめく。今オフも新たなブラジル人選手獲得も確実となっており、その中に〝韓国の至宝〟までも加われば、久保にとっての状況は厳しくなるばかりだ。
とはいえ、今の久保はそれ以前の問題かもしれない。まずはヘタフェでベンチ要員に成り下がった状況から脱却し、降格圏突入のピンチを迎えている現所属チームを勝たすことが先決。まずは27日の〝日韓至宝対決〟(ヘタフェ―バレンシア)でRマドリードにふさわしい選手であることを披露したいところだ。