長崎県内医療従事者ら ワクチン優先接種 1万5600回分配分へ

 長崎県は24日、新型コロナウイルスのワクチン1万5600回分が3月中旬までに県内18病院に配分され、医療従事者らへの優先接種が始まると発表した。
 県によると、県内の優先接種対象者は1月末時点で5万8740人だが、今回は感染者を積極的に受け入れる病院を優先して配分先を決めた。3月の第1週と第2週に分けて国から発送される。ワクチン1瓶で5回の接種が可能という。
 今回は医療従事者が原則千人規模の病院「基本型」15施設と、原則100人以上の病院「連携型」3施設で、計1万3184人が接種する予定。
 最も多いのが長崎大学病院の1920人。佐世保市総合医療センターが1420人、長崎医療センターが1411人、長崎みなとメディカルセンターが1350人など。今回残ったワクチンは他の「連携型」に配分するよう調整中という。
 3週間後に同じ量のワクチンが届き、今回接種した医療従事者らが2回目の接種をする予定。

© 株式会社長崎新聞社