全国的に気温高い 東日本の太平洋側と西日本は低気圧の影響受けやすく 気象庁1か月予報

気象庁は25日(木)、向こう1か月(2/27~3/26)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、全国的に気温が高く、特に、3月上旬にかけてはかなり高くなる見込み。北日本の日本海側は、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見通し。一方、東日本の太平洋側と西日本は、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

週ごとの天候予報

 1週目(2/27~3/5) 北日本の日本海側は、冬型の気圧配置が弱いため、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見込み。東日本の太平洋側と西日本は、低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。  

 2週目(3/6~12) 気温は全国的に高温傾向が見込まれる。天候は1週目と同様に、北日本の日本海側は冬型の気圧配置が弱く、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見通し。東日本の太平洋側と西日本も、引き続き低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

 3~4週目(3/13~3/26) 全国的に高温傾向が続く見通し。東日本の太平洋側と西日本は、引き続き低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。

早期天候情報

 東北、東・西日本、沖縄・奄美の向こう2週間の気温は、28(日)ごろまで平年並みか平年より低い地方があるが、その後は暖かい暖かい空気に覆われやすいため、高い日が多くなる見込み。特に、3月4日(木)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、積雪の多い所ではなだれに注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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