地域活性へ 自校事例紹介 飯野高生が全国サミット

全国の高校生らがオンラインで意見を交わした「全国グローカルリーダーズサミット」

 高校生らが学校の枠を超え、地域の課題などについて考える「全国グローカルリーダーズサミット」は20日までの2日間、えびの市・飯野高(長谷川岳洋校長、236人)であった。全国の大学や高校、NPO法人など約40団体がオンラインで参加。学校での取り組みの発表などを通じ、活性化策を探った。
 ローカル(地域)に根差しながらグローバル(世界的)な視点で行動する「グローカル」の考え方を共有しようと、同校3年の益山綾さん(18)と中村千笑理さん(18)が企画し、今回で3回目。初日は学習成果発表会があり、同校の生徒が子育て支援やJR吉都線の利用促進といった同校の取り組みを紹介。2日目は参加者が「自分らしさ」をテーマに意見交換する「未来カフェ」などを実施した。
 実行委員長を務めた益山さんは「さまざまな世代や立場の人の考え方に触れ、自分の人生の幅が広がった。この学びを今後の人生に生かしたい」と話した。

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