桜×日本酒 自宅で花見楽しんで 諫早・杵の川など「花me酒」発売

花me酒のチラシ

 新型コロナウイルスの影響で外出を控えている人にも自宅で花見を楽しんでもらおうと、長崎市の生花卸売業「雄苑」の桜、諫早市の酒造会社「杵の川」の日本酒をセットにした“花見酒”商品が誕生した。送料込みで1セット3500円(税別、北海道と離島は追加料金)、限定千セット。
 コロナ禍でさまざまな業界に影響が出る中、地域を盛り上げようと連携。印刷や販売促進事業などを手掛ける諫早市の「昭和堂」が、企画立案とパッケージデザインを担当した。
 商品名は「花me酒」。花見と、自分だけの桜と酒という意味を込めた。セット内容は50センチ程度の啓翁桜約10本と、春限定で蔵開きでも人気の「しぼりたて生原酒」(500ミリリットル)1本。今年はやや辛口で、フルーティーな香りとしっかりとした味わいが楽しめる。注文は杵の川のオンラインショップか必要事項を記入してファクス(0957.24.5825)で。3日から随時発送する。
 杵の川の瀬頭信介社長は「花と酒をセットにした商品は初めての試み。明るい話題が少ない中、少しでも笑顔をお届けできれば」と話している。問い合わせは同社(電0957.22.5600)。

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