気象庁は4日(木)、向こう1か月(3/6~4/5)の天候の見通しを発表した。向こう1か月の気温は、暖かい空気に覆われやすいため全国的に高く、特に、東・西日本、沖縄・奄美は、期間の前半に気温がかなり高くなる見込み。東・西日本の太平洋側は、低気圧の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。
週ごとの天候予報
1週目(3/6~12)
気温は北海道で平年並みの他は、平年より高くなる見込み。東・西日本の太平洋側は天気は数日の周期で変わるが、低気圧の影響を受けやすく平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。
2週目(3/13~19)
気温は全国的に、平年より高くなる見通し。北日本の日本海側は、冬型の気圧配置が弱いため、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見込み。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。
3~4週目(3/20~4/2)
全国的に、平年より気温の高い状態が続く見込み。天候は平年と同様の地域が多いが、沖縄・奄美は2週目に続き、湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。
早期天候情報
関東甲信、東海、西日本、奄美の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多くなる見込み。特に、10日(水)ごろからの5日間ほどは、かなり高くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、積雪の多い所ではなだれに注意するよう呼びかけている。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。