シン・エヴァ公開 脅威が去ったら「第3新東京市」へ モデルの箱根でコラボキャンペーン

動画を視聴すると抽選でプレゼントされる限定グッズ(C)カラー

 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の最新作となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が8日に公開されたのを記念し、舞台となった箱根町内でコラボレーションキャンペーンが展開されている。新型コロナウイルスの影響で苦境の観光地。地元関係者は「緊急事態宣言が明けたら箱根に来てもらえれば」と期待を寄せている。

 エヴァの舞台となる「第3新東京市」は箱根がモデル。キャンペーンは小田急箱根グループなどが取り組んでいる。プレゼント企画として観光情報サイト「箱根ナビ」の公式ユーチューブチャンネルで動画配信が同日スタートした。

 動画で発表されるキーワードを記入した上でメールで応募すると、キャラクターのアクリルスタンドなどの限定グッズ1万円分が抽選で10人に当たる。応募期間は5月31日まで。

 同グループは「箱根エヴァ化計画」として昨年1月から箱根ロープウェイ桃源台駅を特務機関「ネルフ」本部を模して“改装”し、約2メートルの初号機のフィギュアを展示。箱根登山バスもキャラクターやロゴをラッピングし運行している。

 また、スマートフォン向けゲームアプリ「テクテクライフ」では、箱根小涌園ユネッサンなど町内21カ所を含め全国約5千スポットを町歩きすると、町内の温泉旅館の宿泊券などが当たる。

 劇場版は1995年のテレビ放送を再構築し、2007年から始まったシリーズの4作目で完結編となる。

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