去就が注目されるスペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)に仰天計画が浮上した。
今夏で契約が切れるメッシを巡っては、バルセロナが残留交渉に乗り出しているほか、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーとフランス1部パリ・サンジェルマンが移籍先候補に浮上している。
そうした中でスペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「メッシは2022年の夏にMLS(米メジャーリーグサッカー)に上陸する予定だ。バルセロナ残留や別のチームとの契約について彼の決定がどうであれ、それは1シーズンを超えることはない」と来季は欧州でプレーしたうえで、来年の夏に米国へ移籍すると報道。
「彼は来年の夏からインテルマイアミでプレーすると家族に計画を伝えている。35歳でマイアミに上陸し、少なくとも2~3シーズンを高いレベルでプレーするという野心的なプロジェクトだ。すでにマイアミで不動産を取得しており、計画は非常に明確だ」と計画の詳細を報じた。
メッシはこれまでも将来的な米国行きを公言して、マイアミの高級マンション購入も明らかになっていたが、その決断が来夏になるというのだ。メッシが最近の自身のプレーに衰えを感じ、納得いくレベルを維持したまま米国でプレーするために決断の時期を早めたようだ。
この計画には元イングランド代表のスターでマイアミのオーナーを務めるデービッド・ベッカム氏(45)の存在が深く関わっている。
同氏は先日、メッシとその最大のライバルであるポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36=ユベントス)のダブル獲りプランを公言したばかりだが、ロナウドのユベントス退団が決定的になったことでさっそく今夏の獲得へ動くことが複数の海外メディアで報じられている。
「ベッカムはメッシに、永遠の大敵が加入してマイアミを一緒に守ることができると確信させた。プロジェクトは彼を魅了した。ポルトガル人選手を攻撃のパートナーにするというアイデアは間違いなく大きな挑戦であり、これはMLSの歴史でも世界中から注目を集める最大のマーケティング活動にもなる」と同メディアは指摘。ハイレベルなパフォーマンスでライバルとの夢コンビ結成を視野に入れて、早期の米国行きに傾いているのだ。
サプライズ計画は実現するのか注目が集まる。