21歳ラストを豪快弾でシメた阪神・佐藤輝「22歳のほうが素晴らしい1年になるように」

着実に結果を残している阪神・佐藤輝

阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(近大)の勢いが止まらない。「6番・左翼」で先発した12日の西武とのオープン戦。2回の第1打席、西武の開幕右腕・高橋光成の初球・146キロを左翼席へと放り込んだ。2試合連続となるオープン戦3号に佐藤輝は「初球から甘いボールを思い切って打ちにいくことができました。一発で仕留めることができてよかった」と満足げに振り返った。

オープン戦とは言え、3本塁打は日本ハム・野村佑希と並んで、12球団トップタイ。レギュラー定着へ、新人離れしたアピールを継続中だ。

3月13日は22歳の誕生日。21歳最後の1日を自らもこだわりを持つアーチで締めくくった格好だ。大学ナンバー1野手の評価を受け、ドラフトでは4球団競合の争奪戦の末に猛虎に加わった怪物新人。「ドラフトでも指名されましたし、野球人生の中でも大きい変化のあった素晴らしい1年だったと思います」と回顧し、新たに踏み出す1年に「22歳のほうが素晴らしい1年になるように」とさらなる飛躍を見据えていた。

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