広い範囲に「高温に関する早期天候情報」 来週も気温の高い状態が続く

 きょう(15日)は全国的に晴れて、午後2時半までの最高気温は鹿児島で19.9℃、東京都心で19.3℃、高知で19.0℃など、各地で4月並みの暖かな陽気となった。
 あす(16日)は低気圧や前線が近づくため、天気は下り坂に向かう。雨の降りだす所が多いが、気温はこの時期としては高めとなりそうだ。

15日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 向こう2週間は暖かい空気に覆われやすいため、全国的に気温が平年より高くなりそうだ。特に、東北地方は23日(火)ごろから、九州北部から関東地方にかけては24日(水)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。
 このため気象庁は、これらの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、積雪の多い所ではなだれ等、雪解けによる災害に注意するよう呼びかけている。
 一方、沖縄と奄美は21日(日)ごろから、冷たい空気の影響を受けて、気温が下がる見通しで、「低温に関する早期天候情報」が発表されている。これらの地域では気温の変動が大きくなるため、より一層注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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