東日本大震災10年 改めて災害への備え意識を 海老名署で震災写真展示

神奈川県警海老名署1階に展示された東日本大震災の写真

 神奈川県警海老名署は18日まで、同署1階に東日本大震災の被災地の写真16枚を展示している。震災から10年の節目で、市民に震災への備えを改めて考えてもらおうと企画した。

 被災地に派遣された県警機動隊員が行方不明者の捜索などを行った際に撮影した。多数の家屋が倒壊した福島県南相馬市内の様子や、同県いわき市内の海岸でボートを使って行方不明者の捜索をする隊員の姿などが捉えられている。

 海老名市のハザードマップや、災害時に必要な非常食なども展示している。小下光一副署長は「大震災から10年が経過し、もう一度大災害への備えを意識してほしい」と話している。

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