楽天・石井一久監督（４７）が２０日、巨人とのオープン戦（東京ドーム）で７回を３安打１失点と好投した田中将大投手（３２）の投球を評価した。
石井監督は「各登板ごとに順調に球の強さだったり、精度だったりが出てきている。しっかりといくところはいく、球の力の入れ方はうまく試合の中で使えていると思う」とこれまでのステップについて言及。
その上で「今日が一番いいピッチングだったのは間違いない。いろいろな課題を各登板で持ってそれを潰していくという作業をしていたので順調にステップしてくれている印象はあります」と、その調整ぶりを評した。
１月３０日の復帰会見時から「何も心配はしていない」と田中将には万全の信頼を置いている指揮官だけに「ここまでは心配なく、心強く開幕を迎えられると思う。自分の不安材料を払拭できて、さあこれから開幕で結果を出して行こうという段階にはある」とコメント。
予想通りの仕上がりぶりに「予想通りですけど、予想通りにしっかり仕上げてくれる器用さだったり、シーズンに入っていくための逆算の中でしっかりと計算通りにコンディション、メカニックを作ってくれたのはさすがだと思います」と感服した様子だった。
３月２７日、本拠地・楽天生命パークのマウンドに、いよいよ背番号１８が帰ってくる。
