MLB公式サイトが開幕投手30人をランク付け 1位はビーバー

日本時間3月28日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは今季の開幕投手30人を1位から30位までランク付けする特集記事を公開した。現時点で発表されている開幕投手は27人。パイレーツ、ダイヤモンドバックス、ロッキーズの3球団は未発表のため、レイッチが予想した開幕投手に基づいてランク付けされている。今季は2人の日本人投手が大役を担うが、ダルビッシュ有(パドレス)は4位、前田健太(ツインズ)は9位にランクインした。

1位は昨季ア・リーグ投手三冠に輝いたシェーン・ビーバー(インディアンス)。レイッチは「2位以下の好投手に実績では劣るものの、昨季のビーバーはアンヒッタブルに近かった」とサイ・ヤング賞を初受賞した昨季の大活躍を高く評価し、名だたる好投手たちを差し置いてビーバーを1位に選出した。

2位はジェイコブ・デグロム(メッツ)、3位はゲリット・コール(ヤンキース)、5位はクレイトン・カーショウ(ドジャース)と球界を代表するエースがランクイン。そのなかで、パドレスの開幕投手を務めるダルビッシュは4位の高評価。レイッチは「ブレイク・スネルのトレードのほうが注目を集めたが、パドレスの最高の先発投手はダルビッシュだ。彼は昨季カブスが地区優勝した最大の理由であり、今季はサイ・ヤング賞を手にする可能性がある」と述べている。

6位の柳賢振(ブルージェイズ)、7位のルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、8位のマックス・シャーザー(ナショナルズ)に続いて、前田は9位にランクイン。レイッチは前田が昨季サイ・ヤング賞の投票で2位となったことを紹介し、「ア・リーグ中部地区の優勝争いはさらに混戦となることが予想されるため、前田は昨季の活躍を再現することが必要だ」と2年連続の大活躍に期待を寄せる。トップ10の最後、10位にはマックス・フリード(ブレーブス)が名を連ねた。

なお、11位以下のランキングは以下のようになっている。

11位 アーロン・ノラ(フィリーズ)
12位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
13位 ザック・グレインキー(アストロズ)
14位 クリス・バシット(アスレチックス)
15位 ルイス・カスティーヨ(レッズ)
16位 カイル・ヘンドリックス(カブス)
17位 ジャック・フラハティ(カージナルス)
18位 サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
19位 タイラー・グラスナウ(レイズ)
20位 マルコ・ゴンザレス(マリナーズ)

21位 ブラッド・ケラー(ロイヤルズ)
22位 ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)
23位 ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
24位 ディラン・バンディ(エンゼルス)
25位 マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)
26位 ネイサン・イバルディ(レッドソックス)
27位 ミッチ・ケラー(パイレーツ)
28位 ジョン・ミーンズ(オリオールズ)
29位 カイル・ギブソン(レンジャーズ)
30位 マシュー・ボイド(タイガース)

© MLB Advanced Media, LP.