波佐見陶器まつり2年ぶり開催へ 4月29日~5月5日 昨年、初の中止

 波佐見陶器まつり協会は30日、長崎県内最大の陶磁器イベント「波佐見陶器まつり」を2年ぶりに開催すると発表した。期間は4月29日~5月5日。新型コロナウイルス感染対策のため、出展店舗を前回の約150店から約80店に減らし、来場者にも検温やマスク着用を義務付ける。
 同まつりは毎年、大型連休に合わせて開催。昨年は新型コロナ禍のため初めて中止になった。
 今年は、やきもの公園広場でのみ陶磁器を販売。来場者は消毒、検温、マスク着用確認、記帳の後、リストバンドを着用する。スタッフとの接触リスクを減らすため、公式駐車場を3カ所に絞り、レジも1カ所に集約する。駐車料金は無料になるが、1人300円の「感染対策協力金」を設ける。
 JR有田駅付近と会場をつなぐシャトルバスは廃止。会場の混雑状況によっては入場制限の可能性もある。同まつり協会事務局は「これまでと開催方式が異なるが、コロナ禍での販売活動を実現するため、感染防止に協力してほしい」と呼び掛けている。

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