ドジャース敗れる 走塁ミスで本塁打取り消しの珍事も

【ドジャース5-8ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

昨季王者のドジャースは17ゲーム差をつけたロッキーズ(昨季地区4位)に5対8で敗れ、黒星スタートとなった。自身9度目の開幕投手を務めたクレイトン・カーショウが10安打6失点(自責点5)と打ち込まれ、6回途中で降板。打線は15安打を放ちながらも得点圏で16打数3安打に終わり、再三のチャンスを生かせなかった。3回表に先制2ランとなるはずだったコディ・ベリンジャーの一打が走塁ミスにより単打扱いとなったのも痛かった。

3回表、ドジャースは一死からジャスティン・ターナーがヒットで出塁。続くベリンジャーの大飛球はレフトスタンドへ飛び込んだ。ところが、左翼手のライメル・タピアが捕球したと勘違いしたターナーは二塁ベースを回ったところでUターンし、一塁へ向かって全力疾走。このとき、一塁ベースを回っていたベリンジャーがターナーを追い越す形となってしまい、先制2ランとなるはずの一打は「スタンドインしたタイムリーヒット」として記録された。

勝利したロッキーズでは、「7番・二塁」でスタメン出場したクリス・オーウィングスが3打数3安打1打点の活躍。1四球も含めて全打席で出塁し、2盗塁3得点を記録するなどチャンスメーカーとして機能した。ロッキーズ2番手のチチ・ゴンザレスが2回5安打3失点ながら1勝目(0敗)。カーショウは1敗目(0勝)を喫し、3点リードの9回表を無失点に抑えたロッキーズ5番手のダニエル・バードが1セーブ目をマークした。

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