ブレーブスがブリュワーズとのトレードでアルシアを獲得

日本時間4月7日、ブレーブスはチャド・ソボーカ、パトリック・ワイジェルの2投手とのトレードでブリュワーズからオーランド・アルシアを獲得したことを発表した。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「彼がトレード要員になっていると聞いて少し驚いた。選手層を厚くする良い補強になった」とコメント。アルシアは代替トレーニングへの降格が発表されており、AAA級の本拠地球場でトレーニングしながら出番を待つことになる。

現在26歳のアルシアはかつてトップ・プロスペクトとして期待され、2017年から2020年まで4年連続で遊撃手として開幕スタメンに名を連ねた。ところが、ブリュワーズは今季、ルイス・ウリアスを正遊撃手として起用しており、アルシアは三塁へコンバート。遊撃も兼任し、内野のユーティリティのような扱いとなっていた。

昨季は59試合に出場して打率.260、5本塁打、20打点、2盗塁を記録。二塁打を10本放つなどコンスタントに長打が出たため、長打率.416とOPS.734は自己ベストを更新した。今季はここまで4試合に出場して11打数1安打(打率.091)、OPS.182にとどまっている。ポテンシャル的には単なる内野のユーティリティ以上の存在になれる可能性があり、スニッカーは「今回のトレードは我々にとって本当に良いものになったと思う」とアルシア獲得を喜んだ。

ソボーカは27歳の救援右腕で、2018年にメジャーデビューして14試合で防御率1.88を記録。2019年は自己最多の32試合に登板したものの、防御率6.21と成績を悪化させ、昨季はわずか4登板で防御率12.27に終わった。今季はメジャーでの登板はない。

ワイジェルは26歳の先発右腕で、昨年9月にメジャーデビュー。1試合に登板して0.2イニングを投げ、被安打2、与四球3、失点2という数字が残っている。ソボーカ同様、今季はメジャーでの登板はない。

© MLB Advanced Media, LP.