タイガー・ウッズ(45)が2月にロサンゼルス郊外で起こした自動車事故について、地元の捜査当局は7日、スピードの出し過ぎが主な事故の原因だったと発表した。2日の時点で事故原因は「プライバシーの問題で公表しない」「公表にはウッズの許可が必要」としていた。
ウッズが運転していた車は下り坂の緩やかなカーブを曲がり切れず、中央分離帯を乗り越えて、反対車線の縁石に乗り上げて横転した。
制限速度は時速45マイル(約72キロ)だったが、解析結果では中央分離帯にぶつかった時点で時速84~87マイル(約135~140キロ)出ていたとされている。
当局はウッズがパニックに陥り、ブレーキとアクセルを間違って踏んだ可能性があると推察。一方で飲酒や薬物による影響はなかったとしている。
米国ではウッズが無謀運転で起訴されないことを疑問視する声も出ているが、会見した保安官は「特別扱いという見方は間違いだ」と強調した。