西武の６年目・愛斗外野手（２４）が９日のロッテ戦（ＺＯＺＯ）でプロ初本塁打となる１号先制ソロ、そして２号逆転３ランを放ち７―４の逆転勝利に貢献した。
２回一死の第１打席で相手先発・二木から先制のプロ１号弾を左翼スタンドへ叩き込んだ愛斗。さらにこの日は３―４と１点差を追う８回一死一、三塁の第４打席でも試合を決定づける大仕事を果たした。
ロッテ２番手・小野にカウント１―２と追い込まれた４球目の１５１キロストレートを逆方向に運び右中間のホームランラグーンに飛び込む逆転の２号３ランとした。
お立ち台で愛斗は「３日間（チームが）負けていたんで、何とかして塁に出ようと思っていた。呉さんが（２点適時打で）つないでくれたので何としても三塁ランナーを還そうと思っていた。まさか入るとは思わなかったが、とにかくチームが勝てたのでうれしいです」と声を弾ませていた。
山川、栗山、外崎と主力が離脱する中でブランドン、若林、渡部の大卒ルーキー３人やドラフト同期の呉の活躍を横目にファーム１２試合で打率４割２分６厘、４本塁打と結果を残し、爪を研いでいた６年目のスラッガーにようやくスポットライトが当たった。
