本田のVARジェスチャーに現地メディアは冷たいツッコミ 未導入の現状知らず

本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)がとんだ〝赤っ恥〟だ。

本田は10日のガバラ戦でフル出場したが無得点に終わり、チームも下位相手に2―2と痛恨のドローとなった。

ロシアメディア「アゼリスポーツ」は「経験豊富なMFにはまったく心動かされなかった」と厳しい評価。ただ酷評されたデビュー戦と比べると「今回、彼はより準備ができているように見えた。機動性が上がり、パスも配給していた」とコンディションが上向いている様子を伝えた。

そうした中で現地メディアが注目したのが、試合中に見せた本田のある行動だ。

味方選手が相手のペナルティーエリア内で反則を受けたと主張すると、本田が先頭に立って主審へ猛抗議。その際に、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)でのジャッジを求める四角い枠を両手で描くお馴染みのジェスチャーを2度にわたって行い、執拗にVARでの判定を懇願した。

だがアゼルバイジャンメディア「スポーツインフォ」は「日本人プレーヤーは審判にビデオを確認するように要求した。どうやら、彼はVARがアゼルバイジャンプレミアリーグで適用されていないことを知らなかったので、このステップを踏んでしまった」と指摘。同国リーグにはVARが導入されていないと冷ややかにツッコミを入れた。

本田にとっては、なんとか判定を再考してもらいたいとの思いから出た咄嗟の行動だっただろうが、リーグ戦の規定を把握していないことを露呈した場面となった。

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