街の課題、カードゲームで学ぼう 学生と相模原市「こうきょうっ!」共同制作

本村賢太郎市長(左)とカードゲームを楽しむ「さがまち学生Club」のメンバー=相模原市役所

 神奈川県相模原市と学生団体「さがまち学生Club」が、公共施設を有効に活用する方法を考える学習カードゲーム「こうきょうっ!」を共同で制作した。市を取り巻く課題について学べる仕組みになっており、学生らは「自分たちが暮らす街について楽しく学ぶきっかけにしてほしい」とPRする。

 「さがまち学生Club」は、相模原市在住の大学生や大学院生ら約20人で構成。同団体が2019年に行ったイベントで、カードゲーム作りを市側に提案したことがきっかけで制作された。

 カードは、市の抱える課題を書いた「社会問題カード」、市の公共施設を描いた「公共施設カード」、施設の運営手法を記した「マネジメントカード」、市に関連する事柄を表現した「アイテムカード」で構成。これらを使って、市の課題を解決に導く方法を考える。カードを駆使して、より効果的で面白いアイデアを考え、支持を集めた人が勝者となる。

 3月にカードゲームの制作を報告するため市役所を訪れた同団体のメンバーは、本村賢太郎市長を交えてゲームを楽しんだ。

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