【WWEレッスルマニア】WWE女子タッグ王座戦は王者のナイア&シェイナが薄氷の防衛

シェイナ(左)はタミーナを蹴り上げ、王座防衛に成功した(©2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州タンパ11日(日本時間12日)発】WWEの祭典「レッスルマニア37」2日目大会が当地のレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催され、WWE女子タッグ王座戦は王者の大女ナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組がタミーナ(43)、ナタリア(38)組に辛勝して王座防衛に成功した。

ナイアは9日配信のスマックダウン大会で、タミーナのサモアンドロップを食らい、3カウントを喫する直前で反則負け。初日大会(10日)の挑戦者決定戦勝利で波に乗るタミーナ組が開始から猛攻を仕掛けた。

2人がかりのボディースラムでナイアを投げると、その上にダブルのブレーンバスターでシェイナを放り捨てる。さらには合体のスーパーキックをシェイナに叩き込んだ。

だが場外でタミーナがナイアに強烈なボディースラムで叩きつけられて大の字になると、ナタリアが孤立。シェイナのニーリフト、ナイアのパワーボムで大ピンチを迎えた。ここでようやくタミーナが蘇生。シェイナのスリーパーをサモアンドロップで切り返し、流れを引き戻す。

意地を見せた大女も最上段からの空中アタックで敵軍をまとめて蹴散らすが、タミーナは何と123キロのナイアをボディースラムで投げ捨てる驚異のパワーを見せつける。さらには最上段から父親ジミー・スヌーカ譲りのスーパーフライを狙うも、ここはナイアが回避した。

代わったナタリアが必殺のシャープシューターでナイアを捕獲するも、その直前にタッチしていたシェイナが飛び込んできて、背後からキリフダ・クラッチ(裸絞め)で絞め上げる。足と首が決まった状態のナタリアは動けないままタップした。

辛勝ながらも難攻不落の王者組が最強挑戦者組を退けて、王座防衛に成功。長期政権はまだまだ続きそうだ。

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