エンゼルス 4番打者レンドンが左股関節痛で故障者リスト入り

日本時間4月13日、エンゼルスは正三塁手のアンソニー・レンドンを左股関節痛により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。レンドンは同11日のブルージェイズ戦で送球の際に左股関節を痛め、翌日の試合はスタメンから外れていた(試合は雨天中止)。同13日になっても痛みが消えないため、故障者リスト入りが決定。レンドン離脱中は主にホゼ・ロハスが三塁に入る見込みで、控え内野手としてジャック・メイフィールドがメジャーへ昇格している。

レンドンは今季ここまで8試合に出場して打率.290、1本塁打、3打点、OPS.766を記録。欠場した1試合を除き、すべての試合に「4番・三塁」でスタメン出場していた。ジョー・マドン監督は「(最短の)10日間で復帰できることを期待しているけれど、こういうことについてタイムリミットを定めたくない。まずは様子見だね」と慎重なコメント。「ロハスの出場機会が増えるだろう。メイフィールドは試合終盤の守備固めで使うことになるかな」とも話している。

エンゼルスでは日本時間4月10日の試合で二塁へのスライディングの際に左足を痛めて負傷交代していたデクスター・ファウラーが左膝の前十字靭帯を断裂していることが判明。復帰までには6~9ヶ月を要するため、今季中の戦列復帰は絶望となっている。同13日の試合ではフアン・ラガレスがファウラーに代わって右翼に入る予定だったが、試合開始45分前に左ふくらはぎの張りでスタメン変更。ジャレッド・ウォルシュが一塁から右翼に回り、一塁にはアルバート・プーホルスが入った。

開幕9試合で6勝3敗と2014年以来7年ぶりのポストシーズン進出に向けて上々のスタートを切ったエンゼルスだが、ここにきて主力野手に故障者が続出。投手陣はリーグ12位の防御率5.27と相変わらず不安定で、同5位の48得点、同3位の13本塁打を記録している打線がチームを支えているだけに、レンドン離脱の期間は踏ん張りどころとなりそうだ。

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