【WWE】女帝アスカが新王者リアとのロウ女子王座奪還戦に臨むも女王様が乱入

アスカは即再挑戦もシャーロットの乱入で無効試合に終わった(©2021-WWE,-Inc.-All-Rights-Reserved.)

【フロリダ州タンパ12日(日本時間13日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜の祭典「レッスルマニア37」2日目大会(11日、フロリダ州タンパ)で、超新星の〝ザ・ナイトメア〟ことリア・リプリー(24)にロウ女子王座を奪われた〝女帝〟ことアスカ(39)がダイレクトリマッチに臨むも、復活した女王様ことシャーロット・フレアー(34)が乱入。無効試合の末、ロウ女子王座戦線が一気に混とんとしてきた。

アスカは「昨日のワシとはちゃいまんねん。単なる悪夢に過ぎなかっただけや。ロウ女子のチャンピオンシップはワシのもんじゃ!」と叫び、怒りに満ちた表情でリングに向かった。

試合前には、3月23日に新型コロナウイルス感染を発表して祭典を欠場した女王様が突然にリングイン。「私は戻ってきた。祭典ではリア・リプリーという新たなスターが誕生したけど、アスカは何をやってるの? 私こそが王座にふさわしい存在よ」と王座奪還を宣言して消え、騒然とした空気の中でゴングが鳴らされた。

女帝はトリッキーな動きから蹴り、アームバーを決めるも、リアは難なくエスケープしてコーナー最上段に乗ったアスカを場外に蹴り落とす。それでも女帝はミサイル弾からのニーリフト、ジャーマン、ヒップアタック、ランニング顔面蹴りで失った王座をたぐり寄せる。

しかし再度のミサイル弾を回避されるとスタンド式テキサス四つ葉固めからフェースバスターで反撃を許す。裏拳もかわされると、逆にショルダーバスターでピンチを迎えるも、一気にアスロックに移行。新王者は前夜同様に力だけで脱出すると、肩車式顔面砕き。女帝も引かずエプロン上でのDDTを決めた。

ここで女王様が乱入。アスカとリアを衝突させたうえ、2人に蹴りを見舞って試合をメチャクチャにしてしまう。すぐさま無効試合のゴングが鳴らされ、女王様は意気揚々と引き揚げた。衝撃の王座陥落からわずか一夜、ロウ女子戦線はリア、アスカ、女王様による3強の争いとなってきた。

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