国見レディース 18日初戦 若手とベテラン 融合し上位へ 九州女子サッカーL開幕

国見レディースの新戦力として活躍が期待されるDF宮園(左)=県立百花台公園サッカー場

 サッカーの第24回九州女子リーグ1部は10日、8チームが参加して開幕した。12月までホームアンドアウェー方式の2回戦総当たりリーグ。7位以下は2部に自動降格、6位は2部3位との入れ替え戦に回る。県勢は国見FCレディースが参戦。18日に雲仙市の県立百花台公園サッカー場で熊本ルネサンスとの初戦に臨む。若手とベテランの力を融合させて、一つでも上位に食い込みたい。
 国見は2018年に2部で2位に入り、3年ぶりの1部復帰を決めた。翌19年は6位で残留。20年はコロナ禍でリーグ戦の開催が見送られた。過去最高成績は13年の2位。
 県内トップの力がある鎮西学院高の現役選手がメンバー入りできる手続きをしており、今年は7人が参戦。即戦力として期待される。同校をこの春卒業したMF常友の加入も心強い。
 社会人プレーヤーは技術派が並ぶ。同校コーチのMF桜井は司令塔としてプレーする機会が多く、主将を任された新加入のMF山川はバランサーに欠かせない。「高いレベルのチームとできるのが楽しみ」と言うDF宮園は、大学1年時以来、4年ぶりの復帰。持ち味の走力と突破力で攻撃参加する。
 年間を通じたリーグ戦で力を蓄えて、10月の九州選手権を勝ち上がって皇后杯全日本選手権(11~12月)に出場するのが最大の目標。勤務地が県内外にまたがるため、全体練習は週1、2回しかできないが、それ以外の時間もそれぞれがボールを触っている。
 監督を兼ねるGK田上は「昨年は実戦が少なかったから、まだ状態は上がっていないけれど、試合を重ねていくうちに良くなる」と意気込んでいる。

国見FCレディースの今季日程

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