門田隆将氏 二階幹事長の東京五輪中止発言に「“本国”から指令あったのか?」

門田隆将氏

ジャーナリストの門田隆将氏(62)が15日、ツイッターを更新。自民党の実力者・二階俊博幹事長(82)が東京五輪中止の可能性に言及したことを皮肉った。

門田氏は「この人は分り易い」と切り出すと「自由主義圏のボイコットが有力で北京冬季五輪は危うい。だが東京も中止なら面子が立つ。“本国”から指令でもありましたか?」と、イヤミたっぷりに中国との親密な関係を指摘した。

五輪開幕まで100日を切った同日、二階氏はテレビ番組の収録に臨んだ。「無理ならスパッとやめなきゃ。五輪で感染を蔓延させたら何の為の五輪か分らない。その時の判断で良い」などと、新型コロナウイルスの感染状況次第では、東京五輪パラリンピックを中止する可能性を示唆したという。

ただ、政府は開催の方向性を崩していない。今夜、バイデン大統領(78)との初の日米首脳会談に向かう菅義偉首相(72)は「人類が新型コロナに打ち勝った証しとなる大会にしたい」と開催に意欲を燃やしている。

大阪を中心にコロナの“第4派”が押し寄せており、二階氏は「ぜひ成功させたい」と述べる一方で、新たな選択肢を示した格好だ。

アジアでの友好関係の構築に尽力してきた二階氏は、日本ネパール友好議員連盟、日本トルコ友好議員連盟の会長を務めるほか、日韓議員連盟の常任幹事や北京オリンピックを支援する議員の会の副会長を務める。

特に“親中派”とも言われるほど中国との関係が深く、昨年、習近平国家主席(67)を“国賓”として招くこと(コロナのため見送り)に尽力した。

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