高田城址公園観桜会 入り込み数20万人 昨年より7万2000人増 前半に人出集中

 上越市高田城址公園で開かれた「第96回高田城址公園観桜会」(1~15日)の入り込み数が16日、20万人と発表された。歴代2番目の記録的な早さで桜の開花が進む中、新型コロナ対策を取って露店営業などを行い、昨年より7万2000人の増加となった。

 市観光交流推進課によると、桜は3月29日に開花、4月1日で満開になったため、期間前半の客入りが多かった。特に満開だった4日までに集中し、天候に恵まれた3日が最も大勢の人出があったという。その後は散り始め、落花盛んになり、コロナ禍もあって入り込みが伸びなかった。

1日夜のさくらロード。新型コロナ対策として進行方向ごとに通路を区切り、立ち止まることを禁じた

 今回は新型コロナ対策として、3密防止のために点灯式やさくらステージなど、各種イベントを中止。露店出店者は上越3市の居住者に限定し、会場内での飲食を禁じて放送や巡回で呼び掛けた他、トイレのドアノブや水栓などを消毒した。

 同課は新型コロナ対策や会期の設定などについて「来年以降もどうするか、主催団体で協議していく予定」と話した。

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