アミュプラザ長崎 売上高 約52億円減 2年連続、コロナ影響

 大型商業施設アミュプラザ長崎を運営しているJR長崎シティ(長崎市)は16日、同施設の2020年度売上高が前年度比51億9500万円減の153億6500万円だったと発表した。入館者数は403万人減の745万人。新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けた休館や営業時間短縮が響き、どちらも2年連続の減少となった。
 同社によると、休館は昨年4月18日~同5月12日の25日間。同3月に始めた時短は現在も続けている。同7~9月は豪雨や台風に伴い、閉館時間を早めたり休館したりした。
 JR長崎駅かもめ広場での主催イベントは同8月まで自粛したが、それ以降、今年3月までに12回開催。感染拡大防止のため新年の福袋販売をウェブ予約制に切り替え、地元タクシー会社と連携し施設内飲食店から宅配するサービスも実施した。
 担当者は「(減収は)お客さまの安心安全を優先した結果。本年度は新店舗オープンを予定しており、今後も楽しんでいただける取り組みを進めたい」としている。


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