高田高理数科SSH課題研究 10カ月の成果まとめる 仮説、実験、検証し発表

 県立高田高(加藤徹男校長)は22日、理数科3年生の課題研究発表会を行った。

 課題研究はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の一環で行っており、生徒たちは1人から4人のグループに分かれ、それぞれ設定したテーマで研究を行う。昨年6月から10カ月間にわたって仮説、実験、検証などを繰り返し、総まとめとして発表会を行った。

 発表会は同校と高田城址公園オーレンプラザの2会場に分けて行い、普通科3年生と理数科1、2年生が見学。発表者は5分間のポスター発表と、スクリーンを使った3分間のスライド発表を行った。

研究成果をポスターにまとめて発表。見学した教員や生徒と質疑応答も行った

 「天然着色料の活用」をテーマに研究した梅澤怜奈さんは「授業で取り上げない部分を自分たちで調べて、知識がついた経験は今後に生かされる」、貝澤妃菜乃さんは「発表後にいろいろな視点からアドバイスや指摘をもらえた」とそれぞれ語った。

 発表は同校理科教員や外部から招いた来賓らによる審査、生徒の投票により最優秀賞などを表彰。学校代表は文部科学省と科学技術振興機構が主催するSSH生徒研究発表会に出場する。

© 株式会社上越タイムス社