長崎県人口 2015年から6万4084人減 20年国勢調査 県独自集計 131万3103人

 長崎県は23日、2020年国勢調査の県独自の集計結果を発表した。昨年10月1日現在の県内総人口は131万3103人(男性61万6927、女性69万6176)で、15年の前回調査の確定値から6万4084人減少した。
 国勢調査で本県の人口が減るのは1990年から7回連続。ピークだった60年の176万421人から60年間で、約44万7300人減った。
 前回調査と比べて、21市町で減少率が最も高かったのは新上五島町の11.19%(2207人減)。北松小値賀町の10.51%(269人減)、対馬市の9.37%(2946人減)と離島が続いた。県本土は南島原市の8.97%(4175人減)が最も高かった。
 前回から人口が増えたのは2市町。大村市は2695人(2.91%)、北松佐々町は297人(2.18%)増加した。
 県内世帯数は、前回調査から2348世帯(0.42%)減って55万8372世帯。1920年の第1回調査から一貫して増えていたが、21回目の調査で初めて減少に転じた。
 国集計の速報値は、前回は調査翌年の2月に発表されたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に発表予定。

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