ブ軍・ゲレーロJr. 史上最年少の1試合3本塁打&7打点

【ナショナルズ5-9ブルージェイズ】@TDボールパーク

ブルージェイズが大きな期待をかける大砲、ブラディミール・ゲレーロJr.はようやく本格開花のときを迎えたようだ。3点ビハインドの3回裏にナショナルズ先発のマックス・シャーザーから5号逆転グランドスラムを放つと、5回裏には2打席連発の6号ソロ。さらに、7回裏にはナショナルズ3番手のカイル・フィネガンから3打席連発となる7号2ランを放ち、通算449本塁打の殿堂入り外野手である父が達成できなかった1試合3本塁打の快挙を成し遂げた。

ブルージェイズは3本のソロ本塁打でナショナルズに3点を先行されたものの、3回裏にゲレーロJr.がシャーザーから逆転満塁弾。ゲレーロJr.の父・ブラディミールも11年前に当時25歳のシャーザーから本塁打を放っており、ゲレーロ親子の両方に本塁打を打たれた投手はシャーザーがイバン・ノバに次いで2人目となった。ちなみに、父・ブラディミールは1試合2本塁打を42度記録しているが、1試合3本塁打の経験はない。

また、現在22歳43日のゲレーロJr.は少なくとも1901年以降では史上最年少での1試合3本塁打&7打点を達成。シャーザーからの2本塁打が含まれていることを考えると、非常に価値のある記録と言える。ブルージェイズはゲレーロJr.の大活躍もあり、ナショナルズに9対5で逆転勝利。今季の成績を11勝11敗として勝率5割復帰を果たした。なお、ゲレーロJr.は今季ここまで22試合に出場して打率.360、7本塁打、19打点、OPS1.177と素晴らしい成績を残している。

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