Rソックスが乱打戦を制す 途中出場のコルデロが3安打

【タイガース9-12レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスは打線が16安打とつながり、タイガースとの乱打戦を制して12対9で逆転勝利。メジャー最低勝率のタイガース相手の連敗を回避し、3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。8対8の同点で迎えた8回表にウィルソン・ラモスのタイムリーで勝ち越されたものの、8回裏に一挙4点を奪って逆転に成功。3点リードの9回表は6番手のアダム・オッタビーノが無失点に抑えた。なお、レッドソックスの澤村拓一に登板機会はなかった。

16安打を放ったレッドソックス打線のなかで唯一の3安打をマークしたのはフランチー・コルデロ。しかし、本来は休養日で今日の試合を欠場する予定だった。ところが、エンリケ・ヘルナンデスが初回の打席で二塁打を打ったあと、右ハムストリングの張りを訴えて交代。急遽コルデロに代走として出番が回ってきた。コルデロはそのまま「1番・左翼」のポジションに入り、5打数3安打1打点3得点の活躍。8回裏の勝ち越し点もコルデロのバットからもたらされた(記録は三塁ジャイマー・キャンデラリオのエラー)。

アレックス・コーラ監督は「彼がチームに貢献して笑顔になっているのを見るのはいいことだ。打撃でも守備でも見事な活躍を見せてくれた」とコルデロの活躍を称賛。前日まで打率.153と思うような結果を残すことができていなかったが、3安打の活躍で指揮官の期待に応えた。三振が多く、なおかつ左腕を苦手としているコルデロだが、決勝点はコルデロが左腕グレゴリー・ソトの速球をなんとかバットに当てたことから生まれた。指揮官はコルデロの成長を実感したに違いない。

© MLB Advanced Media, LP.